キャサリンのお笑いビューチー劇場

テリエでございます。





前々回の続き。

現代の、広告にまみれた美容法に飽きてたところに見つけた、

江戸時代創刊の美容書、
「都風俗化粧（けわい）伝」
女性が美しくあるために、１００年の時を経て読まれてきた名作。


すごい。
昔の本がこんなに面白いなんて。

では、今日は江戸時代のマダムたちが行っていた（らしい）
美容法を一つご紹介しましょう。


「しわを伸ばし少女（むすめ）のごとく若やぐ薬の伝」

用意するもの：ちょてい　　大猪蹄（現在でいう豚のひづめ）

四つあらいきよめ、米をかしたる白水にて煮詰め、
とろりとなりたるを寝るとき顔にぬり、
翌朝、これを白水にて洗いおとし、その夜、またはじめのごとくなすべし。

半月ののち、顔のしわよく伸びて、きめを細かくなし、つやをだし、
若やかなること少女（むすめ）のごとし。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・都風俗化粧伝より一部抜粋・・・

豚足なのかな？米のとぎ汁で煮て、
ゼラチン状になったものを顔に塗って寝て、
朝洗い落として、また夜に繰り返す。
半月すればあなたの肌は若返る。

むすめのごとしっていうのがそそられますがな

この「とろりとなりたる」はゼラチン。
つまりコラーゲン質。
なんと２００年前にもコラーゲンパックが存在したのであります。

すごいなぁ。
江戸時代の人たちもコラーゲンがシワに関係するって知ってたんだ。
どっからそんなこと思いついたんだろう。

でも実際、かなりヌルつきそう。
シーツについたりしたら・・・？
ショウガと酒でも一緒に煮ればにおい消しになる？


他にも、こうもりを焼いて育毛剤作り、
さびた釘が材料のお歯黒、石灰でイボとり・・・・

この辺はちょっと現代ではアウトだけど
美のためなら、サビだろうがこうもりだろうが関係なし。


他は今でも美容のヒントになりそうなことがたくさん。
江戸時代の自給自足ビューティー。

しばらくはまりそうです